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自律神経は不眠を左右する

 

自律神経は不眠と密接な関わりがあります。

自律神経とは、意識でコントロールしなくても働く神経で、人間の恒常性にかかわっています。意識して動かすことができる骨格筋とは違って、無意識で働いているわけです。たとえば心臓や消化器官などの内臓、血管、あるいはホルモン分泌などの内分泌系は、無意識のうちにコントロールされています。つまり人間の植物的な機能にかかわるものが、自律神経なのです。

自律神経と不眠を考えるとき、もっとも重要なものが交感神経と副交感神経のバランスです。この両者は正反対の働きをし、お互いに抑制しあって、つねにバランスをとっています。交感神経は興奮を司り、血圧や心拍数、血糖値を上げる方向へ作用します。副交感神経はリラックスを司り、その逆の働きをします。

過度な緊張が脳に加わると、当然、交感神経が優位になり、心身は闘争の態勢に入ります。しかし、あまりに強いストレスが脳にかかりすぎると、自律神経のバランス自体がくずれてしまう結果に。これが自律神経失調症です。こうなると、バランスの崩れた自律神経が不眠を引き起こしてしまいます。

 

自律神経は、その時々で役割があります
目覚める前から、徐々に交感神経に移行していき、目覚めと同時に交感神経にバトンタッチされます。そのおかげで、昼間は活動的に過ごせることになります。そして夜になると、今度は副交感神経に移行していき、寝入るときには副交感神経にバトンタッチします。これが理想的な睡眠・覚醒と自律神経との関係です。

ところが自律神経で不眠になるということは、夜布団に入ってからも交感神経が優位になっているわけです。交感神経を活発にする原因としては、過度なストレス、間違った食事、寝る直前の運動や入浴があります。寝る前にパソコンやテレビによって、強い光を浴びることも不眠症の原因となります。

寝る前に食事をすると、胃腸が活動をはじめてしまい、交感神経のスイッチが入ってしまいます。また寝酒は少量なら不眠対策として効果がありますが、過度のアルコールは交感神経を優位にします。3時間後に分解されるアセトアルデヒドという毒素が、交感神経を刺激するために、夜中に目覚めやすくなるのです。

寝る直前に激しい運動や入浴をしてしまうと、これも交感神経を優位にします。
心拍数や血圧が上昇して、とても寝るどころではなくなるのです。乱れた自律神経が不眠を引き起こすわけです。この場合は、副交感神経に切り替わるまで、2時間以上はかかると覚悟しましょう。反対に寝る2時間前に行なう有酸素運動やぬるめの風呂は、寝る頃に体温を下げて、副交感神経に切り替えやすくしてくれます

寝る前に強い光を浴びていると、瞳孔から入った光が睡眠時計がある視交叉上核に作用し、体内時計を後退させてしまいます。光の信号が、松果体からのメラトニンの分泌をストップさせるからです。もちろん光は瞳孔を収縮させるので、副交感神経反射となりますが、メラトニンの分泌がストップするほうが睡眠に大きく作用するため、不眠症の原因となってしまいます。

 

夕食時に、日中のストレスで高まった体を副交感神経に切り替えるコツを解説します。ものを食べるということ自体が、過度の交感神経を鎮め、副交感神経を優位にしてくれます。消化・吸収は副交感神経の範ちゅうだからです。おいしいものを、よく味わって食べれば、それだけでリラックスしてきます。

そのほか自律神経と不眠を考えるとき、苦いものやすっぱいもの、辛いものがオススメです。これらは、それ自体たくさん食べることは出来ません。少量でもいいので、”わさび”や”からし”ショウガ、梅干、レモンなどを摂取すると、体はびっくりして、これを早く体外に排出してしまおうと働き出して、血行をよくします。

排泄は副交感神経の領域ですから、一日の緊張によって交感神経に傾いていた体が、リラックスの副交感神経優位になってくるのです。これは乱れた自律神経による不眠の対策として、とても効果的です。

 

間違えがちな点として、副交感神経が不眠対策に役立つならば、一日中リラックスしていればよいのか?というと、それは間違いです。一日中、副交感神経が優位になってしまうと、いざ寝るときに反対に交感神経に切り替わって、不眠症になってしまう危険性があります。ずっと一日、家でゴロゴロしていた日は、夜に寝付きにくいですよね?

逆説的ですが、夜に心地よい眠りにつくためには、昼前は活動的に過ごし、交感神経を優位にしたほうがいよいのです。そうするとストレスホルモンであるACTHが作られ、それが睡眠物質に分解されます。だらだら過ごして疲労度が少ないと、体内でACTHがほとんど作られず、そのため睡眠物質も作られません。朝起きたら、しっかり太陽の光に当たり、日中は活動的にすごすというメリハリのある一日を送ることが、安眠の秘訣といえます。

そうして活動的にすごした一日の最後は、できるだけ照明を落として、リラックスして過ごしましょう。日中は活動的にすごし、夜はリラックスして過ごす。これが自律神経と不眠を考える上で、オススメの生活習慣となります。うす暗いところにいれば、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌が盛んになり、眠気が出てきます。さらに快眠CDに耳を傾け、ラベンダーのいい香りをかいでいれば、脳内の興奮性の神経伝達物質も抑制され、乱れた自律神経で不眠に悩むこともなくなるでしょう。

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